昔、家族でほぼ毎年夏に出掛けていた渓谷があります。
道路のわきに沢蟹が歩いているような、自然いっぱいの
ところです。
猿もいるので、お弁当を置きっぱなしにすると取られた
りもします。
あまり川の流れが激しくない場所で、子供たちは泳ぎま
す。水が綺麗すぎて魚が泳いでいるのが、驚くほどクリ
アに見れます。
そこの渓谷を1人で探検していると、2メートル先ぐら
いに大きな石がありました。
何故か気になって近付いてみると、それは石ではなく、
大きめのフクロウぐらいの大きさのカエルでした。
私の目をじっと見てくるので、私はビックリして固まっ
しまいました。
その後の事が、全く思い出せないのです。
でも、カエルの黒くてキラキラした目だけは、いつまで
も忘れません。