「書初め」、ここ何年もしてなかったことに気付きました。
私は、幼稚園の頃から高校の途中まで、毎週土曜日に習字教
室に通っていました。
ここの教室は、江戸時代の寺子屋みたいなイメージで、木造
の建物の1階が教室、2階がお手洗いなのですが、2階に上
がる階段が急で、上がると古い和式のトイレで、初めてトイ
レットペーパーではない紙を使用した記憶があります。
(蓋のない箱に紙が重ねてあります。)
トイレの話じゃなかった!
先生はおじいちゃんで厳しいところは厳しく、上手く書けた
時には、めちゃくちゃ褒めるという、アメと鞭を使い分けた
すごい先生でした。
皆におっしゃっていたのかしれませんが、「あなたは、いい
もの持っているんだから。」と褒められ、嬉しくなり長年通
うことになりました。
その頃、毎年お正月には、書初めをしていたなぁというお話
でした。
おばあちゃんの家の廊下を借りて、いつもより長い半紙に書
いていました。
今思い出すのは、おじいちゃん先生(その時すでに90才ぐ
らい)が、颯爽とスクーターに乗って帰る姿が、ヒーローみ
たいで格好良かったことです。